TOP > FAQ一覧 > 改装費用はまとめて経費処理して良いですか?
固定資産は、何年もかけて減価償却しなければなりません。
一方、消耗品費は、全額を当期にまとめて経費として処理することが可能な為、節税になります。
机や椅子、電話などの備品は、要件を満たすことで消耗品費として計上できます。
要件は、勘定科目説明「消耗品費」の解説を参照してください。
要件の一つである「購入金額10万円(又は30万円)未満」の判定が重要です。
絶対の基準がないので、どこまでをセット扱いにするのか、一般常識で考えます。
例えば、パソコン本体とディスプレイのセットに、増設メモリ追加して購入した場合を考えてみましょう。
パソコン本体と増設メモリは、切り離すと単体では意味を成しません。
そのため、セットだと考えるべきです。
しかし、ディスプレイは単体でも機能します。
パソコン本体とディスプレイがセット価格だったとしても、切り離して、箇別に判定をするべきだと考えます。
固定資産の判定は、改装や引越しの際、問題になりやすいテーマです。
忙しくて面倒だからと一括で固定資産にしてしまうと、無駄に沢山の税金を払う事になってしまいます。
嘘の計上をして脱税するのは勿論ダメですが、経営において、適切な節税は絶対にやっていかなければなりません。
細かくしっかりと、節税できる箇所を見極めることが大切です。